最先端・次世代研究開発支援プログラム「グローバルマルチスケールモデルによる無機-有機-地圏環境の強連成評価」

韓国・Induk University(仁徳大学)のYoon教授との合同研究セミナーを実施

2012年7月9日に、韓国・Induk University(仁徳大学)のYoon教授を招いて、東京大学にて合同研究セミナーを実施しました。Yoon教授以下、技術者・学生の方々、総勢7名が韓国より訪問されました。

はじめにYoon教授より、韓国におけるコンクリート構造物の耐久性関連の問題と、それに対する対策・評価などの最先端研究の内容紹介がなされました。東大のチームからは、石田准教授よりマルチスケール統合解析システムの全体概要が紹介された後、ラクネス研究員から地球化学コードとマルチスケール解析システムの融合ならびにマルチイオン解析モデルの紹介、ルアン研究員からは微視的機構に基づく収縮モデルの高度化について、さらに高橋(博士3年)より高耐久材料の塩化物イオン浸透現象のモデル化について紹介がなされました。いずれのトピックにおいても、活発な議論および意見交換が行われました。